ファームドゥグループは農家の収入向上と地方経済活性化のため、農産物直売所展開や加工・配送システム整備、収益の高い栽培システム開発を進めており、グループの一員であるファームランドは219ヶ所（2024年5月末）の太陽光発電所を所有しております。そのうち108ヶ所はソーラーファームとなります。海外ではモンゴルで実践、チリで農業灌漑省と連携して実証試験中であり展開予定です。また2022年9月にUNIDO（国際連合工業開発機関）より採択を受けケニアにて同国バラ生産・輸出会社向けの太陽光発電（220kW）蓄電池システム（240kwh）の導入を行っております。
私たちの有する技術は地産地消で環境に配慮し、地域経済に役立つ持続可能なシステムとして、100億人の人口に向かう世界においても受け入れられると確信しています。

　私たちが日常生活や経済活動を行うことにより避けて通れないCO2等の温室効果ガスの排出。日々の削減努力により排出量を抑えることはもちろんですが、どうしても削減しきれない温室効果ガスについては、有益な削減活動に投資することにより、排出される温室効果ガスを埋め合わせるという考え方があります。モンゴルをはじめとした海外においても、私たちは特許技術であるソーラーファーム®を活用した温室効果ガスの削減に取り組みを始めています。削減量はモンゴル、チリ等のパートナー国と日本政府の間でクレジットとして相殺され、地球環境の保全に対してグローバルに貢献しています。

また、ソーラーファーム®の技術は温室効果ガスの削減と同時に、再生可能エネルギーによる電力供給と農産物の生産による地産地消促進、食料自給率の向上を実現する一石三鳥のビジネスモデルとして各国政府からも高く評価をされ、今後の展開にも大きな期待が寄せられています。

○ 優れた低炭素技術・製品・システム・サービス・インフラの普及や緩和活動の実施を加速し、途上国の持続可能な開発に貢献する。
○ 温室効果ガス排出削減・吸収への日本の貢献を、定量的に評価するとともに、日本の排出削減目標の達成に活用する。
○ 地球規模での温室効果ガス排出削減・吸収行動を促進することにより、国連気候変動枠組条約の究極的な目標の達成に貢献する。